スギケンの気まぐれ日記

バイクと山登りが趣味です。

その3

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昼飯もそれぞれ食べ終わり、さてさて海へザブ~ンのつもりが…遠くの方で雷雨が発生している。それもこちらへ向かっているよう…
稲光もハッキリ見えるくらい近付いて来たので、一同そのまま陸に待機。
多分夕立やろうと、1時間もすれば元の青空に戻ると信じていた。
それが急に暗雲立ち込めて来た途端、海の色も変わって来た。と同時にスコールのような大雨が!
それでも直に止むだろうと海を見ていると、今度は白い煙のような筋が迫って来る。
来た来た~と思った瞬間に、ドバ~と突風が雨と共に猛烈に襲いかかって来る。
風が出て来たら、最後に来るのが大波である。
自然はこれでもかと、あらゆる手段を持って我々に襲い掛かって来るではないか。
あ~この荒れやと皆心配してるやろうな~と、ふと我に帰ると、なんと携帯電話を濡れてはアカンと思ってクーラーBOXに入れたままやった。
で、早速携帯を取り出し見てみると、なんと着信が11通。これはアカンと思い、先ずはうらじさんに電話をするがどうにも電波の状態が悪い。
次に嫁さんに電話をすると、心配して加尾に来てるらしい。そして一緒に従兄弟の森下さんも心配して海を見てると。
電話を森下さんに代って貰い、無事を報告する。
それともう少し風と雨が止んだら船を出すとも言ってくれた。と言うか、近所の村上渡船さんに頼み出艇準備だそう。
これは有難いし心強い。自分の避難している場所を報告し一旦電話を切る。

初めの予定はなんとか大門小門まで漕いで行き、そこから船に乗り帰る行程。
しかし波が高くて大門小門の入り江には船が入れないと言う。う~む困った…
程なくして巡視船が我々を見付けたのか、こちらの方へ向かって来る。
スピーカーで「救助を求めますか~との問い掛けに」船がこちらへ向かって来てるので不要と返事をする。
でもチョット離れた場所に巡視船はそのまま待機。やっぱ心配なんやろうなぁ~。
その数分後、我々の救世主が宇宙戦艦ヤマトのテーマソングが流れる中現れる!!
電話で、やっぱ大門小門には入れない事と、岩場にも近づけない事を確認。
解決法は?なんとかこの大波の中、船まで漕いで行かなければならない。
もうそれしか無い!石太さんと相談した結果、隣りの岩場ではなんとか真っ直ぐに出艇出来そうだ事。波も時折無い時がある。その瞬間を見極め1艇ずつ出艇しようとの結論に達した。
そうなれば先ずは艇と荷物の移動。足場が悪い中、みな力を合わせて移動。