スギケンの気まぐれ日記

バイクと山登りが趣味です。

その4

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全ての移動が終えたらば、今度は出艇する順番。
当然子供,女性が先だろうと、必然的にベル子ちゃんとかわピーさんが1番目。
準備をするが、波は一向に衰える気配は無し。なんども頭から波を被りながら一瞬波が止んだ!今や~と、空母から戦闘機が離陸するように力一杯に押し出す。行けぇ~!!
よっしゃ~行った~!!波が高く見え隠れはするが、なんとか無事に船に乗船した模様。
次は女性単独のリンリンさん。非力な女性と言う事で心配されるが、この艇はよりダッキーに近い構造。
波には強いはず。と言う事で同じように力一杯押し出す。
やった~!これまた上手く行ったぞ!!
さてさて最後の女性であるさなまるさん。しかし後ろにはカヌーの達人かずまるさんがいるから安心か。案の定、抜群の安定感で瀬以上の大波を物ともせず船に乗船。
さぁ最後2人。ワシの頭の中には絶対最後に行こうと思っていた。遠慮する石太さんに無理して先に行って貰う事に。
もしワシが出れなかったら、泳いででも行こうと思っていた。それで、ワシの荷物を石太さんに託し、同じようにタイミングを見計らい力一杯押し出す。
よっしゃ~最後まで上手く行ったぞ~。って、まだ最後のワシが残ってるやん…
もうウダウダ悩んでいないで、今やと思ったら行こうと艇の準備をする。
この波が過ぎれば絶対出ると自分に誓い、行ったれ~と勢いよく足で岩を蹴りながら漕ぎだす。
えっ?誰か後ろで押してくれた??ような不思議な感覚で艇はす~っと荒波に出る事が出来た。
その後はガンガン漕ぐべし!波の頂上を越えたと思ったら、今度は2m位の落差を急降下。
それでも何故か沈する感覚はしない。やっぱ両側に空気があるファルトは波に強いのか。
不謹慎ながら、この背丈より大きい波とうねりを楽しむように漕いでる自分がいる。
従兄弟の子の森下君と村上さんにお礼を言い、最後のワシも船に乗船。
あ~助かった~!全員無事で良かった~。
蘇洞門シーカヤックツアーは残念ながらここでリタイヤとなりましたが、無事泊港に行くよりももっともっと大切な物を学んだかと思います。
それに今回この天気の急変を、分かっていたかのような我々の行動。
出艇時間が遅れて車の回送が出来なかった。
従兄弟の森下さんが出艇する時に海にいて行き先を言ってた事。
休憩時間を長く取ったこと。
ワシがビールを1本しか飲まなかった事。ヨッパーじゃとてもこれだけの行動と判断はできなかった。
と、全ての行動が良い方向に進み、なんとか最悪の事態に成らなかった。

最後に今回学んだ事
やっぱ近場でも自然を舐めたらアカンなぁと!
ここ2週間、すぐそこの海だから,すぐそこの山だからと、必要以上の装備をして行かなかった。
だから足は傷だらけ…   先週の山行きは本当に辛かった…

自然からは大切な物をいっぱい恵んでくれます。
だから楽しませて頂いている。
しかしその反面、自然の破壊力に対して人間は無力に近い。
今後の計画をするに当たって、慎重の上に慎重を重ねるのは言うまでも無いです。