大方の刻み物が出来て、あとは柱や梁の仕上げ。
柱は全て化粧で表すため、全ての柱を削らなければいけない。
短い柱は機械で仕上げるが（超仕上かんな盤）長い通り柱はそうもいかない。
昔のように手かんなで削るのだ。
研ぎ澄まされたかんなから、薄い木の皮がシューって出てくる。
よくテレビ番組なんかで見るパターンであるが、作業自体は簡単で誰でも出来る。
問題はかんなの台と刃をいかに切れ味鋭く研ぐかだ。
これが又難しい！
刃研ぎが一人前になるまでは３年は必要。
中々真っ直ぐには研げなく、どうしても刃先が丸まってしまう。
やっぱ大工の仕事は奥が深いですね～。
なんとか若い人達にも伝承していかなければいけません。
ちなみに写真はこの家での一番大きい２階床梁。
１５センチ×４５センチもあります。 でかい！！
