スギケンの気まぐれ日記

バイクと山登りが趣味です。

老人,青年にも食育を

このごろ福井新聞で食育についての記事が載っている。

ある老人の1人暮しの方が、栄養失調で亡くなったと。
奥さんが死なれて、男が1人残された。その人は台所なんか立った事が無く、自炊しようにも出来なかった。
それで、毎日コンビニへお握りを買いに行くのが日課になった。
ある日から体が動かなくなった。そして遂に声も出なくなった。
そして最後に孤独な死。
もう1つはある大学教授が、学生に対して食のアンケートを取ったらしい。その中に、朝はお菓子と飲み物で、昼夜はコンビニで済ます学生がいたらしい。その為、下宿に買い揃えた電化製品のうち使っているのは電子レンジだけと言う。
そうなったら食と言う物は、空腹を満たすだけの物になってしまう。食は栄養を取るためにも大変大事であるが、味覚を感じたり、皆で喋りながら食べたりして、食自体を楽しむ物である。
飽食が崩食になっているとも書いてあった。

スローフードの副会長さんが、ある調理学校の生徒に、あなたにとって食とは?と質問したらしい。
その答えが、空腹を満たす為と言ったらしい。
なんとも嘆かわしい事である。空腹を満たす以上に大事なことがあるんでは無いのか。
卒業して調理師になって、自分の料理をお客さんに食べてもらう。
自分の料理を幸せそうに食べるお客さん。そう調理師たる者は、料理の力で人を幸せにしなければいけないのだ。
そう思うと、調理師失格の人が一杯いるように感じるなぁ。

少なくとも今回の新,忘年会で、3人の調理師は失格だな。
あそことあそことあそこは最低や。