ガスランタン
懐かしいガスランタンを、物置の奥から引っ張り出してきた。
もう何年も使っていないから果して火が点くであろうか?
ガスカートリッジを付けて、マントルを装着し、空焚きをしてガスのダイヤルを廻す。緊張の一瞬!シュゴーと言う音と共に点火成功。
もう何年振りであろうか。すっかり照度が大きいガソリンに出番を奪われていた。
弱弱しい灯りであるが、何か懐かしさと共にその時のキャンプシーンが蘇える。今や高校生の息子達はまだ小学生であった。
家族全員がキャンプを楽しみ、料理作りを楽しみ、テント建ても楽しんだ。
不便なキャンプ。疲れるだけのキャンプ。寝られなかったキャンプ。雨が降って最悪だったキャンプ。
なにか今より輝いて見えるような気がする…