深夜未明の午前４時２０分、枕元に置いてある携帯電話に防災メールが。
快適な眠りを阻害され、少々イラつきながらメールの内容を見る。
『小浜市○○地域で建物火災発生！地元分団は速やかに出動せよ！』
なんとこの時間に建物火災とは！
眠いながらも飛び起き、消防活動服に着替える。
いつもは着替えている途中で鎮火メールが入り、出動を見合わせるのだが今日はそれが入らない。
車を走らせしばらくすると、携帯に消防署から電話。
今現場に向かって車を走らせていますと返事する。
どうやら火の勢いが強く、第２出動になったらしい。
現場に近付いてくると、煙と共に暗闇の中くっきりと炎が確認できるではないか。
これは結構大きな火事だ！ハンドルを握る手にも力が入ってくる。
程なくして現場に到着。団員や消防職員達に激励を言い、団長を待つ。
今の団長の任期があと残すところ３日。
最後の最後にこのような大火に遭遇し、非常に残念がっていた。
７時にやっと鎮火しホッと胸をなでおろすが、それに追い討ちを掛けるように訃報が飛び込む。
なんと、足が悪いご老人が逃げ遅れ亡くなったと…
防火活動にも限界があるのか、自分の力の無さに不甲斐なく思う。
と共に悔しくてしょうがない。
財産,思い出場ばかりか生命まで奪ってしまう火災。
防火への認識をより高め、力足らずでは有るが少しでも防火,防災に貢献したい。
４月からは消防一筋に精進していかねば！
