スギケンの気まぐれ日記

バイクと山登りが趣味です。

イベント委員会

今日の午後2時から、市役所で食の祭の実行委員会。
今回は商工会議所青年部会長の役職ではなく、スローフード若狭おばまの会長として委嘱されたのだ。
小浜市は食と祭と海が大変素晴らしい所である。その素晴らしさを多くの人に知ってもらうためのイベントをしようと、役所の方が長々とプレゼンした。
ある人がその事に関して、食なら食1本に絞ったらどうか?余りにも手を広げすぎて焦点絞れない。お客さんの集客を計るなら目玉が必要だと言う事である。最もその通りである。
が、わたしの思う食はイベントには向かない。多くの人に天にも登るような美味しい食を届けるのは無理だ。
実はスローフード設立の時の振る舞い料理で、小鯛とねぎの煮付けを振る舞おうと計画していたが、100人分の料理を作ろうと思うとドウしても冷凍物に頼ってしまうらしい。まぁ結局その日の朝にまとまった小鯛が揚がったものだから、新鮮な食材を使ったホンマに美味しい食を振る舞えたのだが。
それがイベントとなると何千人単位になり、そうなればもはや1人1人に自信を持って美味いと言える食を、振る舞える事は不可能である。たとえ何千人のうちの1人でも不満を持つ人がおれば、そのイベントは大成功と言えるのか?

わたしが思う理想のイベントは、少ない人数で参加された皆さんが、100%満足して帰ってもらうイベント。
例えば、そともシーカヤック,防波堤で雑魚釣り,若狭の美味しい食材を使って御馳走を作り宴会,伝統ある祭に参加し共に盛り上がる、などの幾つもの細かい部門に分けたイベント。
各部門が満足してもらったら、参加してくれた人は必ずリピートしてくれるし周りの人に宣伝してくれる。
わたしが思うに、近い将来観光客の体制がガラリと変わるのと違うかなァ。
味もわからない酔っ払いの団体客が減り、家族や友人などの少人数グループが本当に美味しい物を求めに来る。本当に楽しい事を見つけに来る。そして一度得た快感を胸に抱き、何回も訪れる。
そうなる事と思うし、そうなる事を願いたい。

長々と書いてしまったが、ようは小浜がホンマに好きなのである。1人でも多くの人にこの素晴らしい街をわかって欲しいのだ。
最後にもしこのようなイベントが出来るなら、わしはやっぱりシーカヤックのスタッフをしたい。
それほどそともは素晴らしかったのだ。