スギケンの気まぐれ日記

バイクと山登りが趣味です。

木の家

今日の夜はお客さん宅へ出向き、打ち合わせ。
土地の大きさや方向を見、どれだけの部屋数が入るかなどの希望を聞く。
一通り聞いた後、最後に横に置いてあった雑誌を開き出す。
実は最初からこの雑誌は気になっていたのだ。
こんな家を建てたいのですよ…そのページを見てみると、まさしくわたしが目指している木の家で有った。
お~お客さん、わたしが今考えている造り方にピッタリですよ。
天井も床も杉の無垢板を使用している。
でも残念ながらその写真では、梁と柱が隠れて見えないようにしてある。
木と言うのは調湿作用に大変優れていて、同時に室温の調整までしてくれる。
叉杉の香りがなんとも心を癒してくれるのだ。玄関の戸を開けると、鼻の奥まで杉の香りがつきぬけて来る。
う~ん居ながらにして森林浴。
わたしの父などは柱や梁を見せるのは古臭いと反対する。
でもクロスなどでせっかくの木材を隠してしまっては、ハウスメーカーなどと見た目は一緒である。
それならデザイナーが嫌ほどいるハウスメーカーにかなうはずがないのだ。
ハウスメーカーがしたくても出来ない住宅、それが木材をたっぷり使用し、それを表に表した住宅である。
無表情な壁紙での仕上や、無機質な軽量鉄骨での軸組みで出来た住宅であなたは果して癒されているでしょうか。
どんな立派なホテルに泊まっても、やっぱり家が一番やなぁって言う家が最高である。