講師は、香川県で独特な施行の形で工務店を経営している社長さん＆設計担当者（息子さん）。
オール地元の杉材を９９．５％使用し、その他の仕上材も地元の和紙などを使った、まさにスローフード的な家。
意匠なども工夫されており、１等材でありながら木材の美しさが引き立つようにされている。
ここまでカリスマ的な要素があれば不況知らずかも知れない。
それに単価も驚くほど高い。
坪７０～８０万！！
まぁあれだけ手間隙を掛けたら、それくらい付くのもしかたない事かも。
驚いたのはその工法。
筋交を１本も入れず、昔ながらの貫と土壁で持たしてある。
余り頑固なものにせず、家全体を揺らしながら免震させる構造だとか。
昔の家は全てがこの構造でした。
基礎及び木材の白蟻などの被害が無ければそれで良いのかも。
もし地盤沈下による不陸があったり、白蟻などで木材自体が腐っている場合。
その時は免震効果も期待できないと思います。
それこそ１階部分が潰れる可能性が大ですね。
何が良いとか悪いとかは言いませんが、基準法最低限の筋交は必要なのではと思います。
強風でも揺れる家（昔の家は揺れました）、余り気持ちの良いものでも無いですね～。
研修会終了後には講師の方を交えての懇親会。
ゆっくり酒を酌み交わしながら歓談しました。
じっくり話をさせてもらうと、私どもの苦しんでいる事は、こう言ったカリスマ的な工務店であろうとやはり同じなんだナァと…
全体的な受注棟数の減，石油高騰による材料の値上げ等々。
ようは全然儲かって無いと…
この世の中、いったい誰が儲けているのでしょうかね。
懇親会が終了し、近くの宿に泊まり、家は日曜日の朝帰りました。
睡眠時間３時間で、次の日も１日年末の掃除。
今日の朝、体のあちこちに筋肉痛が…
